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Blue Mosaic Works

内装塗料のVOCとは何か、低VOC塗料を選ぶ基準

執筆: Blue Mosaic Works ·
木の天板に刷毛で塗料を塗る手元(イメージ写真)

内装の塗装工事を検討するとき、「VOCが少ない塗料を使いたい」という声は少なくありません。VOCとは揮発性有機化合物のことで、塗料が乾燥する過程で空気中に放散される化学物質の総称です。健康への影響や、施工後のにおいの問題から、低VOC塗料への関心が高まっています。

VOCとは何か、なぜ問題になるのか

VOC(Volatile Organic Compounds)は、常温で気化しやすい有機化合物の総称です。塗料・接着剤・シーリング材など、建材に広く含まれています。施工中および乾燥後の一定期間、空気中に放散され、換気が不十分な空間では濃度が上がることがあります。

飲食店やサロンなど、人が長時間滞在する商業空間では、施工後のにおいや空気質が開業直後の印象に影響します。低VOC塗料を選ぶことは、環境配慮の観点だけでなく、開業後すぐに快適な空間を提供するための実用的な選択でもあります。

低VOC塗料を選ぶときの確認ポイント

塗料のVOC含有量は、製品の技術資料(TDS)に記載されています。日本では、建築基準法に基づくホルムアルデヒドの放散等級(Fなど)が広く知られていますが、VOC全体の含有量とは別の指標です。低VOC塗料を選ぶ際は、VOC含有量(g/L)の数値を確認することをお勧めします。

  • VOC含有量(g/L)の数値を技術資料で確認する
  • 水性か油性かを確認する(水性塗料は一般的にVOCが少ない)
  • 乾燥後のにおいの持続時間をメーカーに確認する
  • 施工する素材(木部・コンクリート・鉄部)への適合性を確認する

自然塗料との違い

低VOC塗料と自然塗料は、しばしば混同されます。低VOC塗料は石油系の合成樹脂を使いながらも、VOC含有量を抑えた製品です。一方、自然塗料は亜麻仁油・蜜蝋・松脂などの天然成分を主原料としています。

自然塗料はVOCがほぼゼロのものが多いですが、乾燥に時間がかかり、塗膜を作らないため耐水性が低い場合があります。用途と施工環境に合わせて選ぶことが重要です。

塗料の選択は、施工中の環境だけでなく、開業後の空間の質に直接影響します。素材の選定に迷う場合は、施工前のヒアリングでご相談ください。

低VOC塗料を使っても、施工中と施工後の換気は必要です。においや化学物質への感じ方には個人差があり、この記事は医療や健康についての助言ではありません。体調に不安のある方は、医療機関にご相談ください。

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