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Blue Mosaic Works

商業空間のエコ内装仕上げ、素材選定の考え方

執筆: Blue Mosaic Works ·
小さな丸い器に入れた、石材調のサンプル片(イメージ写真)

環境配慮を訴求したい店舗が、素材を選ぶときに確認すること

「環境への配慮を店のコンセプトに組み込みたい」という相談が、ここ数年で増えています。内装仕上げの素材選定は、そのコンセプトを空間として表現する具体的な手段のひとつです。ただし、「エコ」という言葉は広く、何を基準に選ぶかによって選択肢が変わります。

エコ内装素材の主な種類と、それぞれの特性

エコ内装素材は大きく、自然素材系(漆喰・珪藻土・自然塗料)と、リサイクル素材系(再生骨材モルタル・再生タイル)に分けられます。自然素材系は、石油系原料を使わない点が特徴です。リサイクル素材系は、廃材を再利用することで天然資源の採掘量を抑えます。

どちらの系統も、通常の素材と比較して施工性や耐久性に大きな差はありません。ただし、製品によって品質のばらつきがあるため、採用実績や施工条件が公開されている素材を選ぶことが重要です。

コストとのバランスをどう考えるか

エコ素材は通常の素材より高価なものが多いですが、差額は施工費全体の数パーセント程度であることが多いです。低VOC水性塗料は通常の塗料とほぼ同価格帯で、コストの差がほぼない選択肢もあります。

全ての素材をエコ仕様にする必要はありません。お客様の目に触れやすい壁面や床面にエコ素材を使い、目立たない部分は通常の素材を使うという組み合わせが、コストと環境配慮のバランスを取りやすい方法です。

素材選定の前に確認しておくこと

エコ素材を選ぶ前に、空間の用途と使用頻度を確認することが重要です。人の出入りが多い床面には、耐久性を優先した素材を選ぶ必要があります。環境配慮の観点から選んだ素材が、使用環境に合わず短期間で劣化すると、結果的に廃材が増えることになります。

また、素材のメンテナンス方法を事前に確認することも重要です。特殊な洗剤や定期的な再塗布が必要な素材は、開業後の運営コストに影響します。施工前のヒアリングで、メンテナンスの手間と費用についてもご説明しています。

エコ内装仕上げは、素材の選定と空間の用途を合わせて考えることで、長く機能する選択になります。どの素材が合っているか迷う場合は、ヒアリングの際にサンプルを持参してご相談ください。

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